写真を撮り続けるには。
写真を始めて、最初は楽しくて色々なものを撮影しまくります。
そして、さらに深く写真を勉強したいと思うようになり、勉強していくと、
今まで撮っていた写真が結構ありふれたもののように見えてきて、自分の
表現というモノを意識し始めます。
デジタルかフィルムか。。
カラーかモノクロか。。
画角は縦位置か横位置か、もしくはスクエアか。。。
という具合にいろいろ考えて悩んだりします。(あくまでも私の場合はです)
一生撮り続けようと思えるテーマが早いうちから見つかると
写真を長くやっていく上でとてもラッキーだと思います。
これは早ければ早いほど良いと本当に思います。
何故かというと
写真を色々と撮っていくと、ふと、撮ることが面倒になったり、
つまらなくなったりするときがあります。
よく言われる、写欲が湧かないというやつです。
この場合は、2つのタイプが考えられます。
1. 普段仕事などで自分の撮りたいものとは関係ないものを
撮っている人
2. 写真に興味を持って、いろいろ学んだけど、考えすぎて
しまって、撮るのがつまらなくなってしまった人。
(人と比較しすぎて自分が疲れてしまう方がこちらのタイプ
には多い気がします。)
ざっくりまとめると、私の周りは、この2つのタイプの方が多いです。
私の場合、後者は写真を学び始めたころに、度々陥っており、前者に
関しては、本職ではないにしろ、仕事で写真を撮る機会が多くなり、
なかなか、自分の写真が撮れない時に陥りました。
では、どのように写欲が湧かない時に対処するか?
普段仕事などで自分の撮りたいものとは違うモノを撮っている場合、
前述した一生かけて撮れるテーマを見つけているのであれば、そこに
戻って写真を撮りまくればよいです。
ただ、撮ることに疲れているという事もあるので、そういう時は、
テーマを違う角度から見るような感じで、テーマとは離れていても
遠からず的な被写体を探して撮るのがとても良かった気がします。
写真に興味を持って学んだりしたけど、考えすぎてあまり、
撮ることに気が乗らなくなってしまった時。。
わたしが対処法としてよくやっていたのが、カメラを期限を決めずに
一時的に封印してしまうことです。
ただ、写真のことは忘れずに、色々な人の写真集や作品を
ひたすら見て、インプットを意識しました。
特に、写真以外の美術展は、写真だけでは気づかない所も
気づかせてくれる場合があり、とても貴重です。
そのような気付きを、なんでも良いので、覚えておき、
いざ、またカメラを持った時の参考にすると、すんなり
今まで撮っていた写真とは、ちょっと違う視点で被写体を
見る自分に気づいたりします。
(これを成長というのでしょうか。。)
とにかく、写欲が湧かない場合は、撮るにせよ撮らないにせよ、
写真の事は、頭の片隅に置いておくと、いざ!というときに
すんなり撮るという事が出来るようになっている気がします。
(あくまでも個人の考えです)
最近、私の周りには、カメラを売りたいのだけど、
どこがいいの?という事をよく聞かれるので、
理由を尋ねると、飽きてしまったとか、一度、撮るのを
止めてしまうと、なかなか撮るのに腰が上がらなくて。。。
という事をよく聞くので、せっかく高いお金を出して買ったカメラ。
使ってあげないとかわいそうだよ。という思いも込めて、ちょっと、
長いですが思ったことを書いてみました。
長文ではありますが、ほんの少しでも参考になると思っていただける
方がいたらうれしいです。
ではまた。
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